AGAってなに
AGAという言葉をご存じですか。
AGAというのは、Androgenetic Alopeciaを略したもので、日本語では「男性型脱毛症」と呼ばれています。
思春期を超えた男性は、額の生え際が後退してきたり、頭頂部の毛髪が薄くなってくることがありますが、この薄毛の症状をAGAと称するものです。
AGAの原因は、男性ホルモンの働きが関与しているか、遺伝によるものと言われています。
うちは祖父の代から薄毛だったので、治療しても意味がない、対策の立てようがない、と諦めていませんか。
AGAになるには、独特の髪の毛の伸びるサイクルが関係していますので、髪の毛が薄毛になってしまう構造や周期を知れば、医学的に治療することができますし、早めの対策を立てることができるのです。日本人男性にとくに多いAGAの理解が深まっていくことが求められます。
髪の毛は、根元にある毛包と呼ばれる部分が成長していくことで、伸びていくのです。
この髪の毛の成長は、三つの周期に分かれています。
毛包が太くなってどんどん成長を遂げ、髪の毛が育っていく成長期、そして、毛包の先端にある毛球が縮んで抜けやすくなってしまう退行期、さらに次の新しい毛包が芽生えはじめようと準備しているのが休止期なのです。
AGAでは、この成長期がかなり短く、正常な人ならば二年から六年かかるところが、早ければ一年や数箇月で終わってしまうことがあります。
そのため、髪の毛は薄毛のままで育たずに、抜けてしまうのです。
全体として薄くて細い、短い毛ばかりが目立つ頭髪になってしまうのはそのためです。
AGAの治療には、どんな対策がとられるのでしょうか。
まず医療機関で処方される薬や、市販の医薬品を投与する薬物治療があります。
また医療機関での植毛手術もあります。
見た目が気になる方は、かつらを利用することもあります。
服用する薬には副作用があったりしますし、塗布薬やかつらでは頭皮にアレルギーが出るなどの副作用もあるかもしれませんので、医師や薬剤師の診断にしたがって、適切な治療と対策を受けることが大切です。
またAGAは、自己ケアで対策することができます。
まず、いちばんに、血行を悪くしてしまう喫煙はやめましょう。
また、髪の毛を生やすにはなによりも栄養をしっかり行き渡らせることが大事です。
たんぱく質を多く含む肉類、魚や大豆食品、ミネラルを多く含む海藻はとくに日ごろから摂取しておくようにこころがけましょう。
バランスのよい食事をするのが、何よりの薄毛の対策なのです。
また、シャンプーも洗剤が残って頭皮を傷めないようにしっかり洗い流すようにしましょう。
ドライヤーで乾かすときは、熱風を直接当てて髪にダメージを与えないこと。
こまめに髪をいたわることが、薄毛の治療と対策になるのです。
